COLUMN
生成AIの説明会から
始めない
全社キックオフの資料に「使い方」が先に載る。出席率は高い。「聞いた」が翌四半期の「使っている」に残ることがある。先に決めるのは日程ではなく、誰が・何に・何回が言える業務1つです。計画書は不要です。
説明会の前に、業務1つを切り分ける →聞く会と、使う業務を分けます。計画書不要・相談後も売り込み資料なし
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キックオフの前に — 説明会から始めない
情シスが全社員向け説明会を入れる。出席は取れる。翌四半期、ログインはある。「使っています」と返る。回数は空欄のまま残ることがある。
アカウントの配布順は展開順序です。社内PMOの研修は別です。本記事は、生成AIの説明会・キックオフから始めない話です。説明会そのものを否定しません。先に決めるのは、聞く対象ではなく使う業務1つです。
貴社の展開ルールに合わせて分ける整理です。当社が貴社の代わりに判断するものではありません。
説明会から始めた翌四半期に残りやすいこと
| 始め方 | 翌四半期に残りやすいこと |
|---|---|
| 全社員説明会を「展開完了」とした | 「聞いた」が「使っている」に残る |
| ツールの操作説明を先に回した | 操作は分かる。何に・何回は揃わない |
| 成功事例の視聴会を全社に開いた | 感想は集まる。コピーできる業務が決まらない |
1つ目が重い。「聞いた」は、使っていない判断を先送りする言い方です。
説明会の前に、業務1つを切り分ける →計画書不要・相談後も売り込み資料なし
説明会の前に決める3つ
| 対象 | 載せる条件 |
|---|---|
| 先に使う業務1つ | 誰が・何に・何回が即答できる。ここだけ説明の対象にする |
| 今は説明しない部署 | 言えない。同じキックオフの出席者に混ぜない |
| 測ってから説明する部署 | 最初の業務のログが揃ってから見る。同時に開かない |
人数の多い説明会から始めない。人数は、使ったあとの話です。
キックオフ資料に書くなら、部署名/業務1つ/回数です。例:営業企画|提案文の下書き|週次。操作手順は、その後で足します。
測り方は3指標、成功したあとの横展開はパイロット成功を全社の根拠にしないです。本記事は、その前に説明会を開く範囲を決める話です。
外部診断を使う場合も、全社説明会より「先に使う業務1つ」が扱いやすいです(当社のMetamonも同じ前提です)。相談は説明会の切り分けから始めます。診断の発注や契約の判断は、切り分けの結果を見てからで構いません。
キックオフの前に社内で書けるメモ — 計画書ではない
| 部署名 | 先に使う/今は説明しない/測ってから | キックオフでの1行 |
|---|---|---|
| 営業企画 | 先に使う | 提案文を週次で生成。説明会の対象はここだけ |
| 経理 | 今は説明しない | 全社キックオフの出席者に混ぜない |
| 情報システム | 測ってから | 最初の業務のログを見てから操作説明を足す |
全社説明会の計画書は要りません。キックオフの前に社内で書けるのは、この3列です。お問い合わせ時も、計画書・社内資料の提出は不要です。ライセンス単価など分かる範囲は、フォームの自由記入欄に書いていただければ足ります(不明なら空欄で結構です)。
全社の感想メモを先に渡す必要はありません。キックオフが欲しいのは、先に使う業務1つです。
説明会の前に、使う業務1つだけ決める
全社員に説明する前に、先に使う業務と今は説明しない部署を分けます。計画書の提出は不要です。売り込み資料は送りません。個別の展開・稟議・契約判断は貴社内規に依ります。
説明会の前に、業務1つを切り分ける →
参考
配布の順番: 全社展開は1部署から
成功したあと: パイロット成功を全社の根拠にしない
測り方: 生成AI定着の3指標
効果欄: 「便利だった」で書かない
当社サービス: メタモン(生成AI活用状況診断)
本記事は一般的な整理であり、法令・社内規程・契約条件の助言ではありません。
