COLUMN

生成AIの担当を、
情シスだけに置かない

アカウント発行と管理センターは情シスに置ける。翌四半期、業務の件数はどの部門の欄にも残らないことがある。配布の順番が決まったあと(または並行して)、推進担当の所属だけを決める話です。計画書は不要です。

推進会議の前に、所在の1行を書く →業務部門が持つ範囲と、情シスが持つ範囲から分けます。計画書不要・相談後も売り込み資料なし

2026.09.13 #生成AI #推進体制 #情シス

体制の前に — 情シス単独から始めない

代表が兼務で渡す範囲は別記事です。外部PMOを足す前の3条件も別です。本記事は、推進の所在を情シス単独にしない話だけです。

NG(所在が情シスだけ)
生成AI推進担当=情報システム部。業務部門は利用者

アカウントは配れる。管理センターは見られる。翌四半期、どの業務が何件かは、情シスの欄にも業務部門の欄にも残らないことがある。情シスを否定しません。先に決めるのは、業務1つの所在です。

OK(所在を分ける1行)
品質保証が不具合報告の下書きを週8件生成する(所在は品質保証。情シスはログ保管)

件数は1単位だけ書く(例:週8件。週/月/今期のどれかに統一)。自己申告だけにしない。ログか担当確認を添える。

貴社の組織図に合わせて分けます。当社が貴社の代わりに判断するものではありません。

情シスだけに置いた翌四半期に残りやすいこと

置き方次の会議に残りやすいこと
推進担当を情シスの兼務1名にした発行と停止は回る。業務名と件数の欄は空のまま
業務部門を「利用者」だけにした使った感想は集まる。所在を持つ部署がない
全社推進会議を情シス主催にした出席は取れる。次に件数を書く部門が決まらない

1つ目が重い。発行と停止は情シスの仕事で足りる。件数を書くのは、業務を持っている部門です。

推進会議の前に、所在の1行を書く →業務部門が持つ範囲と、情シスが持つ範囲から分けます。計画書不要・相談後も売り込み資料なし

所在を分ける3つ

対象持つもの
先に所在を置く業務部門業務1つと件数が即答できる。推進担当の所属・会議で名前を出す部署もここに置く
情シスが持つ範囲アカウント・ログ保管・同梱管理センター。件数の欄は持たない
まだ置かない部門利用者にも推進にも載せない。同じ担当者に混ぜない

全社の推進担当を1名にまとめない。1名の全社担当は、次の会議の空欄を先送りする。

配る部署の順番は別記事です(誰にアカウントを出すか)。本記事はそのあと、件数と推進担当の所属をどの業務部門に置くかだけです。

外部診断を使う場合も、全社担当1名より「先に所在を置く業務部門1つ」が扱いやすいです(当社のMetamonも同じ前提です)。相談は所在の切り分けから始めます。診断の発注や契約の判断は、切り分けの結果を見てからで構いません。

会議の前に社内で書けるメモ — 計画書ではない

部署区分所在の1行
品質保証先に所在を置く品質保証が不具合報告の下書きを週8件生成する(所在は品質保証)
情報システム情シスが持つアカウントとログ保管。件数の欄は持たない
人事まだ置かない—(推進担当にも利用者リストにも載せない)

所在の1行に載せる件数は、自己申告だけにしない。ログ・台帳・担当確認のどれか1つを添える。

推進担当を決めるのに、計画書は要りません。会議の前に社内で書けるのは、この3列です。お問い合わせ時も、計画書・社内資料の提出は不要です。フォームには「所在の1行」(例:品質保証|不具合報告|週8件)か、まだ置かない部署名だけで足ります(不明なら空欄で結構です)。

全社の体制図を先に渡す必要はありません。会議が欲しいのは、先に所在を置く業務部門の1行です。

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担当を置く前に、業務部門が持つ範囲と情シスが持つ範囲を分ける

貴社の組織図に合わせて整理します。計画書不要。売り込み資料は送りません。個別の稟議・契約判断は貴社内規に依ります。

推進会議の前に、所在の1行を書く →

参考
代表の兼務: 兼務PMのどこを渡すか
配布の順番: 全社展開は1部署から
外部PMO: 席を足す前に見る3つ
測り方: 生成AI定着の3指標
当社サービス: メタモン(生成AI活用状況診断)

本記事は一般的な整理であり、法令・社内規程・契約条件の助言ではありません。

関連: 生成AIの推進室を、先に作らない