COLUMN
生成AIの担当を、
情シスだけに置かない
アカウント発行と管理センターは情シスに置ける。翌四半期、業務の件数はどの部門の欄にも残らないことがある。配布の順番が決まったあと(または並行して)、推進担当の所属だけを決める話です。計画書は不要です。
推進会議の前に、所在の1行を書く →業務部門が持つ範囲と、情シスが持つ範囲から分けます。計画書不要・相談後も売り込み資料なし
コンテンツ
体制の前に — 情シス単独から始めない
代表が兼務で渡す範囲は別記事です。外部PMOを足す前の3条件も別です。本記事は、推進の所在を情シス単独にしない話だけです。
- NG(所在が情シスだけ)
- 生成AI推進担当=情報システム部。業務部門は利用者
アカウントは配れる。管理センターは見られる。翌四半期、どの業務が何件かは、情シスの欄にも業務部門の欄にも残らないことがある。情シスを否定しません。先に決めるのは、業務1つの所在です。
- OK(所在を分ける1行)
- 品質保証が不具合報告の下書きを週8件生成する(所在は品質保証。情シスはログ保管)
件数は1単位だけ書く(例:週8件。週/月/今期のどれかに統一)。自己申告だけにしない。ログか担当確認を添える。
貴社の組織図に合わせて分けます。当社が貴社の代わりに判断するものではありません。
情シスだけに置いた翌四半期に残りやすいこと
| 置き方 | 次の会議に残りやすいこと |
|---|---|
| 推進担当を情シスの兼務1名にした | 発行と停止は回る。業務名と件数の欄は空のまま |
| 業務部門を「利用者」だけにした | 使った感想は集まる。所在を持つ部署がない |
| 全社推進会議を情シス主催にした | 出席は取れる。次に件数を書く部門が決まらない |
1つ目が重い。発行と停止は情シスの仕事で足りる。件数を書くのは、業務を持っている部門です。
推進会議の前に、所在の1行を書く →業務部門が持つ範囲と、情シスが持つ範囲から分けます。計画書不要・相談後も売り込み資料なし
所在を分ける3つ
| 対象 | 持つもの |
|---|---|
| 先に所在を置く業務部門 | 業務1つと件数が即答できる。推進担当の所属・会議で名前を出す部署もここに置く |
| 情シスが持つ範囲 | アカウント・ログ保管・同梱管理センター。件数の欄は持たない |
| まだ置かない部門 | 利用者にも推進にも載せない。同じ担当者に混ぜない |
全社の推進担当を1名にまとめない。1名の全社担当は、次の会議の空欄を先送りする。
配る部署の順番は別記事です(誰にアカウントを出すか)。本記事はそのあと、件数と推進担当の所属をどの業務部門に置くかだけです。
外部診断を使う場合も、全社担当1名より「先に所在を置く業務部門1つ」が扱いやすいです(当社のMetamonも同じ前提です)。相談は所在の切り分けから始めます。診断の発注や契約の判断は、切り分けの結果を見てからで構いません。
会議の前に社内で書けるメモ — 計画書ではない
| 部署 | 区分 | 所在の1行 |
|---|---|---|
| 品質保証 | 先に所在を置く | 品質保証が不具合報告の下書きを週8件生成する(所在は品質保証) |
| 情報システム | 情シスが持つ | アカウントとログ保管。件数の欄は持たない |
| 人事 | まだ置かない | —(推進担当にも利用者リストにも載せない) |
所在の1行に載せる件数は、自己申告だけにしない。ログ・台帳・担当確認のどれか1つを添える。
推進担当を決めるのに、計画書は要りません。会議の前に社内で書けるのは、この3列です。お問い合わせ時も、計画書・社内資料の提出は不要です。フォームには「所在の1行」(例:品質保証|不具合報告|週8件)か、まだ置かない部署名だけで足ります(不明なら空欄で結構です)。
全社の体制図を先に渡す必要はありません。会議が欲しいのは、先に所在を置く業務部門の1行です。
担当を置く前に、業務部門が持つ範囲と情シスが持つ範囲を分ける
貴社の組織図に合わせて整理します。計画書不要。売り込み資料は送りません。個別の稟議・契約判断は貴社内規に依ります。
推進会議の前に、所在の1行を書く →
参考
代表の兼務: 兼務PMのどこを渡すか
配布の順番: 全社展開は1部署から
外部PMO: 席を足す前に見る3つ
測り方: 生成AI定着の3指標
当社サービス: メタモン(生成AI活用状況診断)
本記事は一般的な整理であり、法令・社内規程・契約条件の助言ではありません。
関連: 生成AIの推進室を、先に作らない
